「すべてあなたたちのために生きてきた」8月の家族

8月の家族はハリウッドをを代表する女優、メリルストリープと ジュリアロバーツの親子の映画作品です。

母親を演じるメリルストリープは回想のなかで、夫と義理の妹との不貞を見てみないふりをしてきた。
夫の自殺によって、すべてが明らかにされていく。

何事もないように生きてきたメリル演じる母は、がんを患っており、夫の死によって、隠し我慢をしてきた心の内側が描き出されていきます。
その描写はメリル演じる母親のファッションやウイッグを使ったヘアースタイルなどによって母の苦しみの表と裏が、人生最後になって、どんなことも耐えて強く生きて来られたのは「すべてあなたたちのために生きてきた」というセリフに尽きるようです。

自分の人生と照らし合わせて「お母さんはみんなそうなんだ」という共鳴と共感。
慈悲と慈愛の矛盾の中で生きた価値観。


メリルのヘアーメイクは物語にメリハリをつけている。また、ジュリアロバーツはストレートのロングヘアーで化粧ッけのない清潔感のあるインテリ女性を表現しています。

静かな表情から読み取れる、心の奥にある言葉を、超えた情感をしみじみ感じさせてくれる。

ジェネレーションによって感じ方、受け取り方が違う映画だと思う。


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