銀座松屋
銀座松屋に今年なって初めて出かけました。
驚いたのは着物の着付けの実習デモンストレーションをやっていたこと。
何十年たっても着付けは同じやり方で説明販売をするんだなーと思った。
何故かというと読み書きそろばんの時代から
インターネット社会になり物売りの形態が変化しつつある中、
日本の伝統衣装は帯結び、着付ける技術が必要なわけで、従来通りの対面販売しかないのだろうが、
今の時代新たな説得力のある方法はないものか。
子供のころから母は着物を日常着にしていましたから生活の中で馴染んでいました。
着物を着るだけは毎日練習すれば誰でも着れるようになるのですが、
面倒な工程や細かいパーツが多く何か一つ足りなくても着ることができず、
不便だと思い込まれていることが「面倒」の一言になる。
結婚式や成人式以外には着る機会を持とうとしない現代の事情ですね。
さらに礼装には約束事が多いだけに着なれないと特に様(さま)にはになりにくい。
もっと簡単に着る進化が求められる時期でしょう。
40代のころに立ち上げたメイクの学校で、着付けも含めた洒落た着こなしのできるコーディネイトクラスを頭の中で描いていたのですが、さまざまな事情で実現できなかったことが心残りでした。
そんな気持ちを松屋で”ふっ”と思い出しました。
キレイな着付けのできる、その人の体形に合った着付け教室があるとよいなー。
キレイな着付けとは、、、
顔の大きさ、胸の厚み、首の長さや太さ、肩幅、などから見立てて、着物の柄(花鳥風月)、図案、
素材質感によって着物の様子や表情が、同じ物でも着る人によって粋の具合が不思議と違って見えるのです。

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