ニューカレドニア サンタンメイク

※下書きのままアップしていたため、17日に加筆修正いたしました。


1979年だったと記憶していますが、ニューカレドニアは、まだフランス領土だった頃の時代です。

森村かつらさんの小説{天国に一番近い島}で話題になりつつある時代にサントリーのロケーションでニューカレドニアに2ケ月近く滞在していました。

トロピカルドリンクのイメージロケ地はクラブメッドとその周りの島々です。

私の仕事は最初に白人のモデルさんの肌をサンタン(日焼け)させ小麦色の健康的な肌へ仕上げるところからです。
ホテルの施設やビーチでモデルの身体を一週間かけて肌を黒く焼きます。
まず一日目は30分おきに日蔭に入れサンタンオイルを薄く塗り焼けやすくします。
日焼けはやけどと同じなので鎮静はプールに入ってもらいます。

しかし、オイルが残っているとホテルに迷惑がかかるので手間を惜しまないで丁寧にボディメイク作りに勤しんでいたことを思い出しました。

メラネシアの島々は湿度が高く、とても焼けやすいので手間を惜しまず、水分補給をしっかりしてもらうことも大切なことでした。
気長に焼かないと皮膚が剥けて無残な肌になることは撮影が出来なくなるので絶対に避けなければなりません。
毎日ドキドキでした。
現地の人のように肌色が20日もすると落ち着いてきます。

モデルが仕上がると、活動的に撮影は進んでいきます。

チャーター機で小さな島々を低空飛行をしながらイルデパン島に。
この島の名物料理は植物しか食べない蝙蝠とネズミのフランス料理でした。
知らずに食べたので後で聞かされ気持ち悪くなりましたっけ(笑) 書いていて懐かしくなり島の景色もスタッフの顏も浮かんできました。
素敵な仕事をさせていただき感謝です。

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