イブモンタンの井上順さん

ボブはイブモンタンの歌うピアノの弾き語りをしていた役を井上順さんが演じる。
相変わらずおしゃれで清潔感のあるハンサムな紳士です。

お見かけしたよりサイズは細いかたで、衣装合わせの時ウエストが70ｃｍのパンツをお持ちして、今思うとサイズを先に頂いているのに失礼なことをしました。ごめんなさい。

ボブが履いていた５０年代のパンツは2タックスタイルなので、今の時代に一般に売られているものから探すのは大変でした。

ダニエルエシュテルのウール地のネイビー色のパンツを探し当てた時はほっとしました。
靴もウイングチップタイプの軽いものをえらばないと役者さんたちの足は演技に影響するから神経を使わなければなりません。
デザイン性と機能性を兼ねたものを探す。オーダーする予算はありませんから執念で探します。
そうすると感と臭いで動くのでみつかるのですよ。

井上順さんのジョークは稽古場の雰囲気を和らげてスタッフ全員がまとまっていきました。
そして、最後に井上順さんが挨拶をされ、劇場全体に感動と感謝の声でいっぱいになりました。

困難な状況にあってこそ人間力は発揮されるものだと思います。