アクセサリーの使い方 装い 3-2
もう一つ,手軽におしゃれができる方法としてアクセサリーがあります。
スカーフ同様,誰にでも簡単に身につけることができますし,硬質なネックレスやブローチをつけることで,華やかな雰囲気が出ます。
本人たちも光る物とか指輪,ネックレス,イヤリングといったアクセサリ一をあまりつけてこなかった世代の人たちですので,大変喜ばれます。
ただ.イヤリングは耳に直接つける物ですので,その締め付ける感覚が神経の集中する顔周りに伝わったり,痛がったりして,気分的に良くない方もいるようです。その点,ネックレスはスカーフの上につけることもできますし,まだ自分で歩ける人,体を動かせる人であれば筋肉もしっかりしていますから,素肌に直接つけることもできます。
では,具体的にどのようなアクセサリーをつけているのかを紹介しますと,例えば綺麗なピンクのポロシャツを着ていれば中にパールのネックレスをする,といった具合です。もちろん本物ではなくても構いません。
他にもポイントが光るものや,チェーンがついているもの,丈が長くて2連,3連になるような少しデコレーションのあるものなどを,さくら苑ではみなさんが普通の装いとしてつけています。
顔がきちんとして,ヘアが整うと自然に首周り,顔の周りの装いがそれをより引き立ててくれるということを,特別なことをしなくてもみなさん知っているわけです。
顔が終ったあとにネックレスとスカーフで首周りのおしゃれ,というのはさくら苑ではすっかり浸透したように思います。
以前,コニカ保険が主催していた70歳以上の人たちの講習に行きました。参加していたのは普通に社会生活をしている方々です。皆さん正統派の無難な洋服が多いために,茶色やベージュ,グレーや無彩色など色があまりないものが多かったように思います。
その席でもスカーフやアクセサリー,ハンカチなど手元にあるものをどう使ったらいいかわからないという質問をいただきましたので,お一人ずつにその使い方や,スカーフの結び方,コーディネートによって洋服がより華やかに見えたり,顔の周りの色も違って見えるということを話しました。
お年寄りがおしゃれを楽しむためには,スカーフとアクセサリーなどの小さいもので負担にならないもの,誰にでもできるものから始めることが一番大事だと考えています。
出典:矢野実千代(2000) 『高齢者のコスメティックセラピー』一番ケ瀬康子監修,一橋出版

スカーフ同様,誰にでも簡単に身につけることができますし,硬質なネックレスやブローチをつけることで,華やかな雰囲気が出ます。
本人たちも光る物とか指輪,ネックレス,イヤリングといったアクセサリ一をあまりつけてこなかった世代の人たちですので,大変喜ばれます。
ただ.イヤリングは耳に直接つける物ですので,その締め付ける感覚が神経の集中する顔周りに伝わったり,痛がったりして,気分的に良くない方もいるようです。その点,ネックレスはスカーフの上につけることもできますし,まだ自分で歩ける人,体を動かせる人であれば筋肉もしっかりしていますから,素肌に直接つけることもできます。
では,具体的にどのようなアクセサリーをつけているのかを紹介しますと,例えば綺麗なピンクのポロシャツを着ていれば中にパールのネックレスをする,といった具合です。もちろん本物ではなくても構いません。
他にもポイントが光るものや,チェーンがついているもの,丈が長くて2連,3連になるような少しデコレーションのあるものなどを,さくら苑ではみなさんが普通の装いとしてつけています。
顔がきちんとして,ヘアが整うと自然に首周り,顔の周りの装いがそれをより引き立ててくれるということを,特別なことをしなくてもみなさん知っているわけです。
顔が終ったあとにネックレスとスカーフで首周りのおしゃれ,というのはさくら苑ではすっかり浸透したように思います。
以前,コニカ保険が主催していた70歳以上の人たちの講習に行きました。参加していたのは普通に社会生活をしている方々です。皆さん正統派の無難な洋服が多いために,茶色やベージュ,グレーや無彩色など色があまりないものが多かったように思います。
その席でもスカーフやアクセサリー,ハンカチなど手元にあるものをどう使ったらいいかわからないという質問をいただきましたので,お一人ずつにその使い方や,スカーフの結び方,コーディネートによって洋服がより華やかに見えたり,顔の周りの色も違って見えるということを話しました。
お年寄りがおしゃれを楽しむためには,スカーフとアクセサリーなどの小さいもので負担にならないもの,誰にでもできるものから始めることが一番大事だと考えています。
出典:矢野実千代(2000) 『高齢者のコスメティックセラピー』一番ケ瀬康子監修,一橋出版

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