座禅は調心調息法・・・

散歩をしていると座禅道場の案内が目に入ってきました。
そこは曹洞宗の永平寺を本山にもつ林泉寺という古くから茗荷谷にある禅寺です。

ホームページを見ると、週に2回開かれているようなので、早速、予約をして行ってみました。

行ってみると、すぐに縛られ地蔵に出迎えられ、びっくりしつつも怖いので合掌して、境内に向かいます。

受付をすませ、女性の初回の方の控えの間に通されると、すでに何人かの方が来ています。若い方もみえています。

座禅を行う間で住職を待ちます。現れた住職は修行僧らしく筋肉隆々で、色艶の良い肌をしていて、曹洞宗の装束をまとい、その神々しい迫力は驚きも含め予想通りでした。

初回は座禅の心得から所作までを、丁寧に何度となく繰り返し住職は分かりやすく説明してくれます。

長年生きていると聞いた事や経験もありますが住職の説法は、改めて成程と膝をたたく思いでした。

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座禅中に雑念が入るのは当然のことなので、すぐ切り替えて呼吸に集中します。

それは、その繰り返しで座禅を体で覚えていくこと。
深い呼吸をすると雑念がきえ、そうしているうちにまた雑念がでてくる、これを集中し繰り返すことで動じなくなる。それを積み重ねていくことで体から入って心を鍛えることになる。
一朝一夕では形にはならない。

座禅で、悟ろう、変わろう、などとは思わないでください。
形をまずしっかりとすることで、自分を自分で見つめられるようになる。まずはそれだけでいいんだ。

今の時代はみんな知識を色々持っているけれど、実践してつかんだものでないものは身についていないから、頭だけで考えたものは体の調和がくずれ苦しくなる。
だから、頭だけで考えるのでなく腹におさめるために、深い呼吸をして、座禅をくんで調和をとることが、調心調息調身になるのです。
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座禅の後は般若心経を奏上しお茶会をして終わりました。

特に気構える必要もなく、お茶会の後も気楽に和気あいあいと楽しい時間を過ごせました。

座禅のほかにも茶道や写経、ヨガなどの習い事もあり、昔のような触れ合う場になっています。


実は住職の装束が気になって仕方ありませんでした。
襟が経っていたかと思えば、一瞬にして襟が下がり、袖が長くなる、、、
早変わりのようで興味津々です。
これについては、勉強してまた書きたいと思います。



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