見えるものと見えないもの Lesson1 自分自身を分析する 1-1

Lesson1

自分自身を分析する


まず、あなた自身を分析し、自分らしさを把握しましょう。
目幅や顔の形など目に見えるものから、
生活習慣や仕事、遊びなど目に見えないものまで。
楽しみながら、あなた自身を見つめてあげてください。



見えるものと見えないもの


あなたをかたちづくる“見えるもの"と“見えないもの"。
自分を分析するにはその両方を見つめることが大切。

さて、本当のあなたを見つけ、把握するために、まず鏡の前に立ってみましょうか。何が見えますか?
顔……お肌はつやつや? それとも最近、ちょっぴり調子が悪い?
メイク……我ながら上出来? それとも、もっと上手になりたい?
ボディ……プロポーションは自慢? それとも、やっぱりもっとやせたい?

ご自慢も不満もいろいろあるでしょうけれど、今、鏡に映っているものがあなたの“見えるもの”。 とっても大切なものですよね。それに磨きをかけることが、目に見える美しさにつながります。

でも、あなたという女性をつくり上げているものはそれだけではありません。
カラダの見えない部分やココロの中にも、美しさのモトは潜んでいるのです。

たとえばココロに悩みがあるとき、気持ちが乱れているとき、いくらお手入れをしても、肌はなんとなく輝きを失い、くすんでいませんか? 逆にココロが幸せで充実していると、肌もハリとつやに満ちていますよね。

それに睡眠時間が少なかったり、ゆっくり入浴する習慣を怠っていたりすると、肌は正直にその生活習慣の乱れを表わしてみせます。仕事や家事ばかりに追われ、自分自身を楽しませてあげる時間が取れないときも、同じこと。



こんなココロのくせや生活習慣などの“見えないもの"もきちんとチェックし、気を配ってあげることが本当の美しさをつくり上げるために大切なのです。

でも、“見えるもの"にしても“見えないもの“にしても、自分をしっかり見つめるといつのは実は難しいこと。なぜなら、人はつい固定観念に縛られてしまうからなのです。

“見えるもの"であれば、たとえば「二重まぶたじゃないと可愛くない」「私は鼻が低いからキレイじゃない」……。そんなこと、誰が決めたのでしょう? みんなそれぞれの魅力や美しさを見つけ、自信を持って生かせばいいのです。

また“見えないもの”はもっと大変。ココロの中や生活習慣が乱れていても自分では気づかなかったり、「しかたないじゃない。忙しいんだから」と言い訳したり……。それでは、内面から自分を磨いていくことはできませんよね。

ですから、この章で取り組んでいただきたいのは、まず“見えるもの”“見えないもの”の両面から、自分自身を見つめ、分析していくこと。そのうえで固定観念を捨て、もっとのびのびと自由に、あなたらしい魅力を輝かせましょう。



出典:矢野実千代(2008) 『すぐ! メイクがうまくなる本-ぬりえでかんたんメイクLESSON』一橋出版


コメント