アメリカ1930~1940 スイング・パニックそしてオーソン・ウエルズ

アメリカのお国事情をお知らせしている理由のひとつは、日本はアメリカの後を追うように娯楽やファッションなど、国民の関心がそのまま受け入れるようになるからです。

「不況下の旅路」と、タイムライフ社はこの時代のことを語っています。

経済の破たんと第2次世界大戦という2つの大事件に、はさまれた苦難の時代を乗り越えるには、国民を元気にさせることから政策が始まり、過去の価値観や習慣を打ち消すシステムが導入されたのでした。

そこで、ラジオが花盛りの時代到来です。



毎週月曜日から金曜日の15分間は全国民が聴き入った。
それは「エイモスとアンディ」白人のボードビリアン、フリーマン・ゴズデンとチャールズ・コレルペアーが、黒人の声をまねて演ずる喜劇シリーズの熱狂ぶりは1930年代の聴取者の好みを表しています。



人々は気にいった番組の幕開きの音楽に耳を澄ませるようになった。
朝食を済ませるとまもなくして連続ドラマが始まり、一日中ドラマを主婦たちは楽しんだ。

夕食になると家族でニュースを聞き、それがすむとくつろいでいろんな番組を聞きながら、夢の世界に遊んだのです。
軽いタッチの番組を好む人たちはケイト・スミスが主題歌の「ホエン・ザ・ムーン・カムズ・オーヴァ―・ザマウンテン」を大声で歌うのを聞いて楽しんだのです。

喜劇ファンのお気に入りや、ニュース番組解説者のH・Vカルテボーンが長時間のニュース解説で、ヨーロッパの平和危機に瀕していることを語ったときには、ラジオの前にアメリカ国民は釘つけになったそうです。

また、俳優のオーソン・ウエルズが火星人を襲来するという架空の話をニュース仕立てで放送したところ多くの人々は慌てて外へ飛び出したというエピソードが残っているそうです。こうして不況の風が去りゆく空気を作り出すにはDream Factory(夢を創工場)は、新しい漫画や映画の一連のヒーローやヒロインのはなやかな生活を見せてくれたのです。



特に子供たちの世界は彼らを中心にして動いていました。、日本でも何十年と再演されお馴染みになっています「孤児アニー」は日曜日になるとアニーの活躍に胸を躍らせ新聞の漫画欄をめくり、ラジオ出演に聴き行ったのです。また、ターザンやシャーりーテンプルなど映画漫画がで着ている洋服に人気が集まり、子供の夢はそのままのカッコウをするファッションが流行ったのです。
豊かになるにはまだ時間がかかりましたから、親子で着せ替え人形などをしてファッションを楽しむことも流行ったのです。

その後、ハリウッド映画の全盛期が起こり華やかな時代を迎えるのです。




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