一番大切なのは肌の汚れ落とし LESSON4 メイクアップ前のスキンケア 4-1

LESSON4

メイクアップ前のスキンケア


美しくメイクを仕上げるための一番の条件は、
きちんとしたスキンケア。しっかリレッスンしましょう。



一番大切なのは肌の汚れ落とし


肌のお手入れで最も大切なのは朝晩の汚れ落とし。
それをきちんとすることでスキンケアは80%完成です!

きれいなメイクアップのために大切なのは前の夜の丁寧な汚れ落とし。メイクをしていた日は、まず眉、目、口をそれぞれポイントリムーバーで落とします。
クレンジングクリームなどで全部いっぺんに落としてしまう人がいますが、顔中に汚れを広げないで、部分ごとにきっちりと拭いて落としていきましょう。

そのあと水でバシャバシャ洗顔するのもNG !・肌をこすって薄くし、しわの原因になるうえ、必要な皮脂膜まで落としてしまいます。基本的には35歳を過ぎたら石けん洗顔はやめ、ミルククレンジングをしましょう。
ミルククレンジングは、水分が多くてさらさらしているものや、ゼリーやジェルタイプは汚れが落ちにくいので避けて。ミルク状でふっくらしているものがおすすめです。

このミルククレンジングを夜は2回、朝は1回。左ページの要領で優しく汚れを落とすことでマッサージ効果も生まれます。時間は夜が2~3分、忙しい朝は1分でもOK。
その後は四角いハンカチのようなスポンジチーフでクレンジングを拭き取り、さらに水で丁寧に拭けば、しっとり肌のでき上がり。ティッシュは肌を傷めてしまうので、使うのは避けましょう。
それに加えて週一回程度、パックのように毛穴の汚れを取ってくれるゴマージュをすれば完璧です。


正しい汚れの落とし方




①シャンプーや石けん洗顔をするとき髪や顔をまずぬらすのと同じように、ミルククレンジングを顔に乗せる前に肌をしめらせましょう。クレンジングのなじみがよくなります。
コットンやキッチンペーパーをしめらせて顔になじませるか、スプレーで霧吹きを。精製水やミネラルウォーターならベターですが、水道水でもOKです。

②ミルククレンジングを肌に乗せます。このとき一番大事なのは量を惜しまないということ。適量の目安は手のひらに乗せたときに500円玉程度の大きさになるくらい。
ちなみに使っている途中でクレンジング本来の色が見えなくなったら量を足すようにしましょう。まず適量を手に取ったら、それを顔の中央、ほほのあたりに乗せます。

③顔の中央から外側に向かってマッサージするつもりで、クレンジングしていきます。指先だと力が入りすぎるので、指の腹と手の腹を使い、汚れを落とすだけでなく皮膚の凹凸を整え、しわを伸ばすつもりですべらせるように。
目の回りは下の目尻から目頭、上の目尻へぐるりと、頬は下から上ヘらせんを描くように手を動かしましょう。


出典:矢野実千代(2008) 『すぐ! メイクがうまくなる本-ぬりえでかんたんメイクLESSON』一橋出版


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