猛暑の栄養クリーム

夏の暑い時期は栄養クリームを付けたがらない人が年々増えているように感じています。
お風呂上がりにべたつくものは嫌なのは解りますし、私も同じように感じているので工夫をします。

美容液だけで済ましたり、クリーム抜きの人も多くいると聞いています。
60歳くらいから上の年齢の女性はマッサージをしたり、パックをしたりする行為を楽しんでいましたが最近の女性は面倒なことを嫌がる傾向が強いので何でも簡単にできるような構成に仕上がっています。裏返すと本物のやり方は望めなくなってきていますから、使う側の工夫次第になっています。
しかし、素人の方の工夫が口コミでまた簡単なほうに流れるような時代でもあります。

つい最近のことですが、若い時からスポーツが好きで夏は登山、冬はスキーと日焼けをしてしみだらけの中年女性がいました。
そもそも美容の知識や興味がなかった方なので、友達から勧められるままレーザーでシミ取りをするようにしていたそうなのですが、なかなか時間が取れず連絡もあまり無く半年を過ぎてしまっていました。
そんな折、そのレーザーシミ取りを勧めてきた友達とバッタリ会ったのだそうです。顔を見ると、シミが以前よりも倍に大きくなっていて、そのためにまたレーザーでシミをとる作業を永遠続けなければならないことを聞き、友人には悪いけれど始める前に気がついて良かったといっておられました。

時間をかけてできたものを一瞬だけ取り去ることはできますが、体は変化して老化していますからどちらにしても費用と時間はかえってかかる結果になります。
皮膚の生理に逆らわず皮膚のサイクルに合わせて、季節やメンタル的なことも加味して、自分を大切にしていかなければなりません。
年を重ねることは老いていくことを意味していますから無理に作りすぎると、どこかにひずみが出るものです。
便利になりすぎることは、特に女性の心を醜い存在にしていくように思います。

今の時代はモノや情報が多すぎるので気持ちを引き締めてモノや情報に振り回されないことをするように心がけたいと日頃から思っています。

化粧品を使う時も「一工夫」「ひと手間」加えるだけで驚くほど効果がでたりします。
扇風機やクーラーの前でクリームをのばしながら、そのあとに、パッティングをしながら叩き込むようにつけていくことで、クリームのテクスチャーの種類にもよりますが、顔を手の平で包み込み、空気を入れながら首まで浸透させていきます。驚くほど翌朝も肌がしっとり、みずみずしく一つ一つの肌理がふっくらしてきますよ。

秋になって皮膚年齢は変わらないどころか若くいられますよ。
秋になってからは、今年の気温や気の流れを見てまたお知らせします。



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