肌に磨きをかける入浴、睡眠、呼吸法 LESSON4 メイクアップ前のスキンケア 4-5

明日のキレイな肌のためには1日の終わりの入浴や睡眠も大事。
呼吸法も合わせてご紹介しましょう。

１日の最後にはシャワーだけでなく、ぜひバスタブでお湯につかりましょう。
入浴は体を清潔にするだけでなく、冷えやむくみを解消したり、肌にうるおいを与えたりする効果もあり。海水や天然ソルトを使ったタラソセラピーなどを活用すると、より肌によく、メイク落としもお風呂の湯気の中で行えば効果倍増です。また半身浴で汗をかくのもおすすめ。入浴後は保湿のためにフローラルウォーターやボディ用乳液、クリームで、肌に水分や油分を補いましょう。

明日の肌のためには、その後の睡眠も大切な時間。１章の「２４時間の使い方」でもお話ししたとおり、交感神経から副交感神経に代わる夜１０時から１２時の間にはベッドに入るようにしてください。しっかり脳に睡眠を取らせることで、肌も休まり、明日へとフレッシュによみがえっていくのです。



また入浴、睡眠と同じくらい大切なのが呼吸です。ゆっくりできる時間があるときは、ぜひリラックスできる呼吸法を試してみてください。まず雑念を払って心をできるだけ無に近づけ、全身の緊張を解いて。この心身が安らいだ状態で腹式呼吸をすると、いつしかストレスを忘れ、自然で安らかなリラクゼーションが得られるはず。これで心も肌も生き生き美しく活性化していきます。




半身浴を兼ねた呼吸法:
①バストの下までお湯につかり、ひざを曲げて正座する。
②おへその2cm下で、両手で三角形をつくる。
③おへそを引っこめお尻に力を入れ、フッフッフッと息を吐いたあと、細くフーッと息をはききる。
④額から息を吸うイメージで、おなかに息を吸い込む。③④を10回繰り返す。

終わったら、足を伸ばして10分間座り、リラックスしましょう。


出典：矢野実千代（2008) 『すぐ！　メイクがうまくなる本-ぬりえでかんたんメイクLESSON』一橋出版