60年代はツィギー

60年代はなんといってもツイギーです。
50年代まではふくよかな女性が持て囃されてきましたし、ファッション的にもフリルや布を多く使ったドレス感覚のエレガントなものから一変してスレンダーでタイトな直線的なラインになりました。

大胆なミニスカート、切り変えやビビッドな色使いなどが刺激的でした。



ツィギーが日本に来日した時はその話題で持ちきりでした。
刺激的で新鮮でしたがそのファッションを着こなすには痩せなければ「様」にならないのでその頃からダイエットは女性にとって必須科目のようになった気がします。
ツィギーのようにはなかなかならないのは分かっているはずなのですが、白人コンプレックスはこの頃から 始まったのかもしれません。

履き慣れない底の厚い靴を履き、編み上げブーツを忙しい朝に1分で編み上げていた時代でした。ファスナーで編み上げるのはダサいという空気がありましたから編み上げブーツは大変な履物だったと思います。

アクセサリーもイヤリングは大きなリング、長いエスニックなもの、ネックレスはデコラティブな長いモノが流行り今までのモノを壊していくような気配が自由な時代の匂いを感じていました。

サイケデリックと言われ、抽象的な図案化した模様のシャツやパンツが流行り、男性はロングヘアー、髭を伸ばし修行僧のような雰囲気と退廃的な世の中に反発する若者の文化の象徴のようでした。

サマーファッションとして使うには楽で涼しくて、気取らず今でも流行っていますね。

今の時代は、ありとあらゆるモノをTPOに合わせ、好みに合わせて自由にできる時代なのにあまり自由に自分を表現していないように感じています。
保守的になりお利口さんでつまらない気がします。



コメント