風の道 水の道

21世紀になって水害の被害が毎年世界中に起きています。
ただ単に天候がおかしいだけでは済まされないと、誰もが感じているのでしょう。

心理学者のミルトン・エリックソンは死を射程に入れてこそその真価が発揮される、といった旨のことを述べていますが、二次言論や分別地(分析知)ばかり通る世の中にあって、このような本来の智慧が息つかなくなりつつあることが閉塞感を強める要因になっているように感じています、というようなコメントを恵生病院院長・精神科医の安松医師があるインタビューに応えられています。

それは自然界にも当てはまることで、風や水が通る道を無視して道路を作ったり住宅を建てたりすることによって、見えない流れを止めてしまったりすることで天変地異のバランスが崩れてしまい、大きな被害となって表れているように思えてなりません。

私の部屋の窓を開けると、いつも風がホホを撫でて通り過ぎていきます。幸せな喜怒哀楽の感触を味わえることに幸せを感じます。
天の気の恵みにも限界があるのですから、自然を大切に思う気持ちが今問われるのではないでしょうか?



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