監修のことば - 一番ケ瀬康子 高齢者のコスメティックセラピー
誰でも生涯を幸せに過ごし、この世を安らかに旅立ちたいと願っています。また、どんな人にも、その人にしかないものがあります。その誰にもないその人らしさを、自由に発揮しながら行きぬくあり方、自立と”自己実現の自由”をうながすこと、それこそが、介護の最終目標といえましょう。
ことに人生が、ますます長くなってきた今日、そして未曾有の高齢社会に突入しようとしている日本で、お互いに必要なそして本当の介護を受けながらこの世を全うすることは、まさに人権として保障されるべき最大の課題ではないでしょうか。
ことに介護のあり方によって、その人の人生とりわけ終末が、真っ暗なものになるか、それとも輝ける旅立ちになるのかが決まってくると思われます。
その意味において、人権としての福祉をしっかりと根底にすえた介護のあり方を、具体的に実現する”介護福祉”こそ、今や一人ひとりの問題でもあり、また国民的課題であるといえましょう。
日本と同じく高齢化している国や、また日本を追いかけるように急速に高齢化の道に突入しようとしている国々にとっても、介護の問題はきわめて真剣な課題となってきております。
それは、21世紀に向かう人類の生活文化として、追求されなければならないものでもあります。
人権としての介護福祉を、一人ひとりに創造的にそして文化として展開するためには、介護者自体が、何よりも自らの実践を高めるように、学びまた研究し続けることが肝要です。
このシリーズが、多くの人に活用され、自らの日常生活や専門的な仕事の場面で、改めて学習を高めるために役立つことを、心より願ってやみません。
一番ケ瀬康子

出典:矢野実千代(2000) 『高齢者のコスメティックセラピー』一番ケ瀬康子監修,一橋出版
ことに人生が、ますます長くなってきた今日、そして未曾有の高齢社会に突入しようとしている日本で、お互いに必要なそして本当の介護を受けながらこの世を全うすることは、まさに人権として保障されるべき最大の課題ではないでしょうか。
ことに介護のあり方によって、その人の人生とりわけ終末が、真っ暗なものになるか、それとも輝ける旅立ちになるのかが決まってくると思われます。
その意味において、人権としての福祉をしっかりと根底にすえた介護のあり方を、具体的に実現する”介護福祉”こそ、今や一人ひとりの問題でもあり、また国民的課題であるといえましょう。
日本と同じく高齢化している国や、また日本を追いかけるように急速に高齢化の道に突入しようとしている国々にとっても、介護の問題はきわめて真剣な課題となってきております。
それは、21世紀に向かう人類の生活文化として、追求されなければならないものでもあります。
人権としての介護福祉を、一人ひとりに創造的にそして文化として展開するためには、介護者自体が、何よりも自らの実践を高めるように、学びまた研究し続けることが肝要です。
このシリーズが、多くの人に活用され、自らの日常生活や専門的な仕事の場面で、改めて学習を高めるために役立つことを、心より願ってやみません。
一番ケ瀬康子

出典:矢野実千代(2000) 『高齢者のコスメティックセラピー』一番ケ瀬康子監修,一橋出版
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