狐の嫁入り

夏の天気、雨の夕方は、草の群れの湿気た臭いが暑い季節をより一層感じさせます。

遠く見える山の麓にピカピカ光るものが移動している。ジーとただ見ているだけの私たち子供に祖母は「狐の嫁入りだよ」

そう教えられて育った。

子供は夕方になると、早くにお風呂に入り、ゆかたを着て、食事を済ませて、花火をして、スイカを食べながら夕時を過ごす。

夏の夜を暑さから逃れるために、毎日代わり映えのない住人たちは、仲良く暮らすために自然現象をファンタスティックな迷信に置き換えた先人たちの知恵が夢を作ったのでしょう。

そして、自然界と人間の掟のようなものがあったのではないかと思います。

その掟はお互いの領域を守り、自然の恐ろしさも教えていたのでしょう。素晴らしい知恵は経済を優先にした効率とやらに風の道も、水の道も無視されてしまった現代には、子供に夢を与える生活は家族でつくりだす時代かもしれない!

長老のばーちゃんから聞く昔話は、こどもたちにこの星は住むに値する地球〔★)であることを伝えていく知恵だったのですね。(*^-^*)



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