おばあちゃんの原宿、巣鴨地蔵通り商店街

久しぶりに、おばちゃの原宿で有名な巣鴨地蔵通り商店街に出かけて行った。
超高齢社会とともにこの町も転換期を迎えようとしています。


団塊の世代が60歳以上になった今では、おばあちゃんという呼び方が似合わない、好まない、世代でもあリます。
そうすると、おばあちゃんの原宿のコンセプトが成り立たないのです。
おばあちゃんの原宿と言われだしたのが、20数年前だったと思います。それは原宿竹下通りから、八百屋さんや魚屋さんなどのどこにでもある商店街の姿が消えていき、アイドルのタレントショップや竹の子族のようなコスプレ衣装を扱う、イベント観光スポットとして変身をした頃、
巣鴨では現在80代後半から90代の大正生まれの、戦争を体験した人たちがとげぬき地蔵にお参りに来ることが話題になり始めました。
男尊女卑の時代の女性たちは何事にもつつましく信心深い世代の人達だからです。


今では想像もつかないくらいの、不便な暮らしをだれもが、日常でしたから不平や不満を言うことなどありえないのです。

電化製品も車もない時代に、掃除、洗濯、料理など家事全般、子育て、自分の手で作業をして、とげが刺さることも多々ある生活だった頃・・・

刺抜き地蔵尊にお参りして、一瞬の癒しと感謝の気持ちが、信心深い世代だったからこそ、お互いが求めるものが商売になり、発展してきたのだと推測しております。

観光地らしい趣の商店街は活気に満ちています。その人気は安さと人が親切な事です。

東京の都会のど真ん中で、ひとりで生きている人が多くおられます。一人で行動して気楽にエンジョイしている人でも、ふと行ってみたくなるような、新しいコミュニティー。

世界で日本は最初に超高齢社会に入っていますから、欧米の国は日本を参考にするらしいと聞いています。
経済を支える循環型の福祉社会を創る条件を、この商店街は揃っています。

「元気で寝たきり老人を作らない。」をモットーに行動しましょう。


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