美しく生きた人、緒方洪庵
「世のために尽くした人の一生ほど美しいものはない。特に美しい生涯を送った人について語りたい」ー。
司馬遼太郎氏は子供達のために書いた『二十一世紀に生きる君たちへ』(世界文化社)で、江戸時代の蘭学者・医師「緒方洪庵」をこのように語っています。
洪庵は自分自身の弟子達へのいましめとして、12か条からなる訓戒を書きました。
その第一条は「医者がこの世で生活しているのは人のためであって、自分のためではない。決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。ただ、ただ自分を捨てよ。そして人を救うことだけ考えよ」。
洪庵はあふれるほどの実力がありながら、他人のために生きたいと願っていたのです。
その洪庵の生きざま紹介しながら司馬氏はこう綴っています。
「人間は助け合って生きているのである。・・・・・・社会とは支え合う仕組みということである。・・・・・・・自然物としての人間は、決して孤立していきられるようにはつくられていない。・・・・・・このため、助け合う、ということが、人間にとって、大きな道徳になっている」。
こうした洪庵の生き方、しばしの考え方は、今の時代にこそ必要なものではないでしょうか。
人のために尽くし、仲よく助け合って生きること。それが人間にとっての一番美しい生き方であり、それを胸に刻んでいる人こそが本当に美しい人なのだと私は思います。

出典:矢野実千代(2008) 『すぐ!メイクがうまくなる本-ぬりえでかんたんメイクLesson』一橋出版
司馬遼太郎氏は子供達のために書いた『二十一世紀に生きる君たちへ』(世界文化社)で、江戸時代の蘭学者・医師「緒方洪庵」をこのように語っています。
洪庵は自分自身の弟子達へのいましめとして、12か条からなる訓戒を書きました。
その第一条は「医者がこの世で生活しているのは人のためであって、自分のためではない。決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。ただ、ただ自分を捨てよ。そして人を救うことだけ考えよ」。
洪庵はあふれるほどの実力がありながら、他人のために生きたいと願っていたのです。
その洪庵の生きざま紹介しながら司馬氏はこう綴っています。
「人間は助け合って生きているのである。・・・・・・社会とは支え合う仕組みということである。・・・・・・・自然物としての人間は、決して孤立していきられるようにはつくられていない。・・・・・・このため、助け合う、ということが、人間にとって、大きな道徳になっている」。
こうした洪庵の生き方、しばしの考え方は、今の時代にこそ必要なものではないでしょうか。
人のために尽くし、仲よく助け合って生きること。それが人間にとっての一番美しい生き方であり、それを胸に刻んでいる人こそが本当に美しい人なのだと私は思います。

出典:矢野実千代(2008) 『すぐ!メイクがうまくなる本-ぬりえでかんたんメイクLesson』一橋出版
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