五島のうどんと隠れキリシタン

私は「念い(オモイ)は表れる」という言葉を信じています。今日はその念いが二つも現実となってとてもうれしい。
酵素風呂に入ってお腹もすいたので、消化の良いものをと、きょろきょろしながら歩いていましたら、地蔵通りの脇道に五島うどんの旗を見つけました。

五島のうどんは、細めのあっさりしたうどんで、出汁がトビウオなのでとてもおいしいのです。
知り合いが五島列島にいて25年前に贈りものとして、いただいて以来大ファンなので巣鴨にお店があるなんて驚いています。お地蔵様のおかげでしょうか?

中に入ってみると中年の女性が一人、店主と穏やかな雰囲気で喋っていました。
うどん定食を注文して、店主と女性客の話を聞きながら気分は昭和の時代に戻っていました。

日本の一番西端に位置するこの島の美しさは独特です、海の透明度は当たり前なのですが太陽の光と海の色が島全体を浮き上がらせているように見えるのです。



それは陽炎のような幻想的なイメージです。カリブや南太平洋の島々、地中海など、私が実際に見たどこの海より遠くまで輝いているのです。
私の未熟な言葉の表現では表しようもないのが残念です。

この辺一帯は大海原の醍醐味を見せてくれるところです。厳しい自然の美しさを持っています。

その村興しとして知ってもらうために、うどん店を4年前に開店、食材は五島の食材をすべて使っているそうです。

また、フランシスコ ザビエルがキリスト教の布教をきっかけに最初、上陸した場所の一つだそうです。
そのために、キリシタン弾圧がおこなわれ、今もその悲惨な残骸をも歴史の証としている島でもあるのです。


それから500年、命をつないで今もなお、島のクリスチャンたちは礼拝を続け、チャーチを大切に守っているそうです。

そんな物語と美しい島、日本の美しい島を都会の子供たちに紹介して体験してもらいたいと福江島出身の店主は語ってくれました。



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