女優のしぐさと魅力をお手本に② アンジェリーナ・ジョリー

アンジェリーナ・ジョリーも今やハリウッドを代表する女優の一人。

異国でジャーナリストの夫をテロリストに誘拐され、闘う身重の妻を力強く演じた『マイティ・ハート　愛と絆』 でも、彼女の魅力が存分に輝いていました。夫の生還を信じ、祈りながら待つ彼女の役柄は知的で強く、極限状況の中でも冷静に物ごとを判断していくことのできる女性。

深い愛に満ち、信じるものを待つ人間の強さを体全体で表現していました。
衝撃的な結末を迎えながらも、彼女が心に誓う信念「怒りや憎しみは何も解決しない」は名ゼリフでした。

この役をはじめとして、アンジェリーナ・ジョリーの魅力は愛をたくさん知っていることを感じさせる顔。
自身に満ちた表情。
そして、ときにあふれんばかりの優しさを込める瞳。
『マイティ・ハート』ではその魅力がいかんなく発揮されていました。

そうした持ち前の美しさを生かすためにも、ほとんど素顔に近いナチュラルメイクだったのも印象的です。
自分の顔にも生き方にも自信を持って、喜怒哀楽をしっかり表現してさらけ出し、堂々と生きる。
そんな彼女の魅力をぜひお手本にしていただきたいもの。

そのためにも”素”の自分で勝負できるよう、ぜひすべての面で自分自身に磨きをかけてください。



出典：矢野実千代（2008) 『すぐ！メイクがうまくなる本-ぬりえでかんたんメイクLesson』一橋出版