美肌をよみがえらせるマッサージ法 正しいスキンケアで美肌をよみがえらせる！3-18

マッサージは1～10の順に、約10分を目安に行いましょう。
1～5は優しくなでるように手を動かし、血液循環を促進。
4の一部と6～7はらせんを描くように軽く動かし、リンパの動きを高めます。
8は叩いて適度な刺激を与え、筋肉や神経機能を調整。
9～10はリズミカルな振動を与えて血流を促します。
最後に、肌を適度な力で押え込み、肌を落ち着かせて終了です。



１、顔の中央から、まず全体に外へのばして
まず頬の中央から両こめかみへ、その後、もう一度顎の中央から鼻筋を通って鼻の頭へ。
次に、頬の中央で一度円を描くようにして、あごへと手をゆっくりと動かし、クリームを顔全体に伸ばします。



２、目元へ、しっかりとのばす
口角から鼻の横に沿って指をすべらせ、まぶたをくるりと通ってこめかみへ、それから下まぶたに沿って目頭へと動かして。



３、目の周りから、あごと首筋を丁寧に
今度は目頭から眉の上を通って、こめかみへ。
そのまま下へ降り、フェイスラインに沿ってあご先へ。その後、首筋全体を下へ下へと手を動かします。



４、顔の中央にもきちんとのばす
あごの中央から、らせんを描くように外側へ。
次にくちびるの上も、らせんを描きながら外側へ。
小鼻の脇と鼻筋は上下に、額は下から上へと指を動かして。
細かい部分も丁寧に。



５、額から耳下腺へとなで下ろして
まず額からこめかみを通って、あごの下へと、スーッとなで下ろします。
その次に今度は耳から、耳下腺を通って頬からあご、首、鎖骨のあたりまで、なで下ろしていって。



６、耳下腺と鎖骨に沿ってらせんを描く
耳の下からあご、首を、らせんを描きながらマッサージしていきます。
次に鎖骨の上を中央から外側へ向かって、同じらせんを描きながらマッサージ。



７、マッサージを兼ね、指をらせんに動かして
額の中央からこめかみへ、小鼻の脇からこめかみへ、口角から頬の上方へ、あご先から頬の下方へと、それぞれらせんを描くようにして、顔の中央から外側へ指を動かし、クリームを徹底的になじませます。
力を入れすぎず、顔を”桃”だと思って優しく、優しく。



８、はねるように頬をパッティング
頬の中央下寄りから上方外側に向かって、はねるように指を動かし、頬のパッティングをします。



９、両手で押さえながら顔のバイブレーション
額全体、両目まわり、顔の下半分・・・・・と、顔を上から三つのパーツに分けて、バイブレーション（小刻みに押す）をします。
一か所につき、15～20秒間続けて。
両手で包み込むようにして、ゆっくりと手をふるわせながら押えましょう。



１０、最後に顔全体をてのひらで圧迫
最後に両てのひら全体を使って、顔全体の圧迫マッサージをします。
左右それぞれのてのひらを使い、まず、あご、頬、額からこめかみを圧迫。
そのままゆっくりと流れるように両頬の外側を通り、胸まで手が下りてきたら交差させて、優しく圧迫します。

出典：矢野実千代（2004) 『素肌力！-自分でつくる魅力の素肌』たちばな出版